建築現場で使う「スケール」について
建築現場での必須アイテムの「スケール」。
意外と知られていないことが多いのでお話させていただきます。
スケールとは?
建築現場で登場する「スケール」とはいわゆるメジャーのことで
す。
写真は日頃愛用しているスケールです。

ゼロ点補正移動爪
スケールの先端についている金具。少し動くような気がします。
「もしかして不良品?」
「壊れてるの?」
と一瞬思ってしまいますが、このおかげで正確に寸法を測ることができるんです!
この動く先端部分のことをゼロ点補正移動爪と言います。
金具の厚み分を補正してくれるものです。
みなさんはご存じでしたでしょうか?

引っ掛け測定
引っ掛けると爪の部分は先端方向へ移動します。
先端が動くことにより、金具の厚み分の隙間ができて補正されます。

突当て測定
突き当てると爪の部分は本体(手元)方向へ移動します。
先端が動くことにより、金具の厚み分の隙間がなくなり、補正されます。

現場では当たり前に使っている言葉や道具も一般的には知られていないことも多いのかもしれません。
そういう「現場あるある」の話をまたブログでお伝えしていきたいなと思っております。
みなさまからのご質問や住まいづくりのご相談もお待ちしております。