キッチンのサイズ感

毎日使うキッチン。
料理をするだけの場所ではなく、コミュニケーションを取る場所である「キッチン」。
リフォームする際には結構悩まれる箇所です。
給排水、ガス、電気、給排気などの設備、耐水性、耐火性、耐汚染性、耐酸性などの性能に加え、これらに対応する性能を持った内装仕上材など、家の中でも多くの要素が求められます。
また、サイズ感も大切です。
広いキッチンは憧れますよね。しかし実際にはキッチンは広すぎても使いにくい！！
住まいづくりの上でキッチンは大変重要です。

キッチンの配置

壁付けキッチンは面積を抑えることができます。対面型キッチンはリビングダイニング側にシンク、背面にコンロを配置するとキッチンの幅を抑えることができます。アイランド型キッチンはリビングダイニングと一体感のある空間を作ることができます。L型キッチンはコンロとシンクが90°になるように配置すると移動距離が短くなります。

対面キッチンは通路の幅が大切

人気の対面型のキッチンは通路の幅がポイントです。
実際のサイズ感がわからないので悩んでしまいがちですが、キッチンは狭すぎても広すぎても使いにくいので要注意です。

調理の際に無駄な動作や歩数が増えないように、キッチンを使用することが多い人の手が届く範囲や作業に必要な空間を把握するとよいでしょう。
複数人でキッチンを使用することが多い場合は同じ空間で作業をしながらも互いの距離が取れるように配慮することも大切です。

通路幅

750㎜：ギリギリ作業ができるサイズ
800㎜：普通に作業ができるサイズ
900㎜：人がすれ違うことができるサイズ
1000㎜：ゆったりとしたサイズ
1000㎜以上：振り返ってすぐに作業が出来ず、1歩移動するという動作が増える

作業台やキッチンカウンターの高さ

作業台の高さは「身長÷2+50㎜」が目安となります。
現在使用しているものは作業がしやすいのか考慮して、検討されるのが良いかもしれません。
また、大人数で使うことが多い場合は、男女兼用で多用途に使える高さの900㎜程度がおススメです。
実際にショールームへ足を運んで決めていただくと良いと思います。
もちろん、ご一緒させていただきます！

また、キッチンカウンターの高さはダイニングからキッチンを見た時に調理時の手元が隠れる高さを確保しながらも、圧迫感のない高さがおススメです。だいたい1150㎜程度が良いかと思います。ダイニング側に収納棚を作ることも多いです。

冷蔵庫のサイズ

現在使用している冷蔵庫のサイズ、または将来買い替えたい冷蔵庫のサイズを把握しておくことが大切です。
また、ドアの開く向きも考慮しないといけません。
奥まで引き出せるタイプの引き出しは冷蔵庫前に十分なスペースが必要です。
最近は大型のものも多いので、搬入経路となる廊下の幅、2階の場合は階段の幅なども考える必要があります。
クレーンで搬入することもできますが、ご自宅の前の道が狭い場合などは難しいこともあるので注意が必要です。

収納

扉を設けたモノを隠す収納にするのか、扉を設けない見せる収納にするのかなども決めておく必要があります。
また、ごみ箱のサイズや位置も決めておくのが良いでしょう。

家電のサイズも把握しておくことが大切です。特に電子レンジは①電子レンジのみ、②電子レンジ+オーブン、③電子レンジ+スチーム付きオーブンのタイプがあるので使用するものによって配置の検討が必要となってきます。
他には炊飯器、トースター、コーヒーメーカーなどよく使う家電のサイズはリストにしておくことをおススメします。

パントリー

最近はパントリーが欲しいという方がとても多いです。ただ、必要な収納量は生活スタイルによって大きく変わってきます。どれくらいの収納スペースが必要なのかを考えることが大切です。
買い置きをすることが多いお酒・水・お米・缶詰はもちろんのこと、何を置きたいのかを想定してみましょう。
例えば、使用頻度の少ない家電製品を収納しておく、など。
また、家事動線も重要です。買い物をしてそのまま収納したい場合は玄関とつながっていると大変便利です。

家事スペース

まとめ

今回は住まいづくりの中でも特に重要なキッチンの配置やサイズについてお伝えいたしました。
ショールームへのご案内もさせていただいております。
新築・リフォームを問わず、ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

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