照明器具を選ぶ
家を建てた時、リフォームした時などにお部屋の雰囲気や用途に合わせて、照明器具を選ぶことも大切です。
「どんな照明器具を選んだらよいかわからない」
「この照明器具を使いたい!」
「趣味で細かい作業をするので手元を明るくしたい!」
「気分に合わせて明るさや照明の色を変えたい!」など色々をご要望があると思います。
そのようなお話をお聞かせくださいませ。
ご要望に合わせてプランをご提案させていただきます。
ご要望がございましたら照明器具のお店やショールームにもご同行させていただきます。
照明の計画
お部屋の雰囲気は照明の計画で決まると言っても過言ではないくらい大切です。
明るさを一番に考えるならダウンライトを均等に配置することで解決いたしますが、それでは楽しくありません。
明るさの濃淡を意識すると空間に奥行感が生まれ、雰囲気のある空間になります。
使い方や好みを考慮して明るさを決めていくことが大切です。
また、器具自体は灯りが付いていない時の佇まいを意識する良いと思います。
LEDで快適な生活
従来の白熱灯や蛍光灯と比較してのメリットをお伝えいたします。
長寿命:ランプ交換が不要!
高天井や階段などのメンテナンスしにくい場所に適しています。
省エネ:長い時間点灯しても安心!
LEDは白熱灯に比べて消費電力が約92%も省エネです。
●白熱灯の場合:年間電気代約2538円/消費電力47W
●LEDの場合:年間電気代約220円/消費電力4W
年間約2318円とお得!
※クリプトン球60W形(47W)と比較。
※試算条件:年間点灯時間2000時間(5.5時間/日)
電力料金目安単価27円/kwh(税込)で計算
寒さに強く瞬時点灯:スイッチオンですぐに明るく!
LEDは半導体なので、寒い環境でも蛍光灯のように明るくなるまで時間がかかるということがありません。
コンパクト:見た目スッキリ!
器具一体型のLEDはランプやソケットの制約が少ないので、白熱灯や蛍光灯では実現できなかったコンパクトなデザインが可能です。
低発熱:熱を嫌う展示物や植栽に最適!
LEDは白熱灯や蛍光灯と異なり、紫外線や赤外線をほとんど含んでいないので、美術品や植物など熱や色退色に弱い照射物にも安心して使用することができます。
調色できる:手軽に空間演出ができる!
蛍光灯の場合、光の色を変えるにはランプ自体の交換が必要ですが、LEDならリモコンで変更ができます。
お部屋の雰囲気を簡単に変えることができます。
白熱灯
ポピュラーな丸い形状のランプ。消費電力と明るさが比例するので、点灯すると熱くなります。温かみのある光が人気です。
寿命は約1000時間。省エネの観点からLEDへの切り替えが進んでいます。
蛍光灯
白熱灯に比べて省エネ。消費電力は白熱球の1/5ほどで寿命は6000~13000時間ほどあります。
ストレートな形状のものと丸い形状のものがあります。
タスク・アンド・アンビエント
照明計画ではタスク(作業)を考えると照度が最も重要であり、アンビエント(周囲)を考えると色温度(灯りの色)が重要です。
一般的に色温度が低いほどリラックスできるので休息をとりたい住まいの照明には色温度を低く設定するのがよいと考えられます。
反対に頭を活発に使わなければいけない学校やオフィスでは色温度を高く設定した方がよいと言えます。
高天井や階段などのメンテナンスしにくい場所に適しています。
住まいの中ではお部屋ごとにどのように暮らしたいかをイメージして決めるのも良い方法です。

色温度の種類と特長
電球色(2700K) | 温白色(3500K) | 昼白色(5000K) | |
光の質感・色味 | やや赤味を帯びた、やわらかくあたたかみのある光。 | 電球色のあたたかみと昼白色の爽やかさを 兼ね備えた自然で華やかな光。 | 青白く、太陽光のような爽やかな光。 |
演出効果 | 夜:室内に落ち着きを生む、あたたかみのある灯り。 | 昼:だんらんに適した自然で華やかな灯り。 | 朝:1日の始まりを爽やかにする活動的な灯り。 |
照明の用語
照明を選ぶ際にカタログなどを見ることも多いと思います。わからない用語や難しい用語などもあると思いますので簡単に用語について説明させていただきます。
光束(ルーメン:lm)
光源(ランプ)から発せられる光の量
光度(カンデラ:cd)
光の強さ
照度(ルクス:lx)
光を受ける面の単位面積当たりの光の量
輝度(ニト:nt)
ある角度から見た時の光の強さ、まぶしさ
色温度(ケルビン:K)
光の色を表す単位。赤いほど色温度は低く、青いほど色温度は高い
演色性
光を当てた時の照射物の色の再現性を表すもの。自然光(太陽光)を基準にRa100とし、最も色を再現していることを示す。
グレア
不快感や物の見えづらさを生じさせるようなまぶしさ。
反射率
内装材の材質、色により変わる。照度計算をする際に必要となる。

照明器具の種類
照明器具は取り付ける位置によってさまざまな名称のものがございます。施工した写真とともにご説明させていただきます。
シーリングライト
天井に取り付けるタイプの照明器具。部屋全体を明るく照らすメインの照明として使用します。洋風シーリング、和風シーリングなどお部屋に合わせて選ぶことができます。小型のものもございます。

シーリングファン
天井に取り付けるタイプのファン(扇風機)のこと。ファンを回すことで部屋全体の空気を循環させ、冷暖房効果をアップさせます。

ペンダントライト
天井や梁から吊り下げる照明器具。低い位置で照らしてくれるのでテーブルの上など限定した範囲を照らして演出してくれます。さまざまなデザインがあるのでインテリアとして力を発揮してくれます。

ダウンライト
天井に埋め込んで設置する小型の照明器具。複数個のライトを一定の間隔で取り付けることが一般的です。
天井に埋め込まれているので器具が目立たなく、スッキリとした空間になります。

ブラケットライト
壁や柱などに設置する照明器具。デザイン性が高いものが多く、お部屋のアクセントにもなります。壁や柱などを間接的に照らし、意図的に影をつくることができるので雰囲気作りに最適です。

スポットライト
狭い範囲を集中的に照らす照明器具。使い方はさまざま。インテリアや絵画など目を惹くように照らしたり、壁や天井に向けて間接照明として使用します。

シャンデリア
複数の小さなライトで構成された天井から吊り下げる照明器具。デザイン性に優れているので飾り電灯として取り付けます。クラシカルなものからスタイリッシュなものまでさまざまなデザインがあります。

エクステリアライト
外壁や庭に設置する照明器具。雨や紫外線を受けるので、防水性・耐候性に優れた仕様です。

ダクトレール
天井に設置する照明用の補助器具。スポットライトやペンダントライトを好きな位置に取り付けることができます。複数の照明器具を取り付けることができたり、あとから追加したり、移動することもできるので人気です。

間接照明
光源を天井や壁などに組み込み、建物と一体化させた照明。

スタンドライト
台と柄とライトで構成された置くタイプの照明器具。床に置くものを「フロアスタンド」、机に置くものを「デスクスタンド」と呼びます。
フットライト
足元を照らすための照明器具。廊下やベッドサイドなどに設置します。
就寝時にトイレに行くときなどの安全確保に使います。