外壁のレントゲン現象

無添加しっくいと無垢フローリングで心地よい暮らしをともに築きます。

亀岡市で注文住宅、リフォーム、リノベーションを手掛ける、くらし.ism「株式会社匠建堂」です。

日に日に寒くなってきました。この時期になると建物の外壁でよく見かける光景があります。「外壁のレントゲン現象」です。寒い日、建物の北側で起こりやすい現象です。

寒い日の朝、周囲の建物を見渡すとこのような感じになっている家もあると思います。

ここから本題です。
良くインターネットなどでこの現象が「内部結露だ!」、「壁の中はきっと結露で大変なことになっている」、などと書かれていることも多いです。
ひどいものでは「壁の中で水が漏れている」というような投稿を見かけたことがあります。

しかしこの現象は冬に見かけることが多いので、これは放射冷却による夜露が原因で外壁が汚れている、が正解だと思います。

建物の外壁側には断熱材が設置されています。しかし構造材がある部分は木造でも鉄骨でも断熱材が壁だけの部分と比較して薄いので、熱が通りやすい部分になっています。専門用語で「熱橋(ねっきょう)」と言います。

熱橋の部分は、部屋の暖かい温度を外壁に伝えています。断熱材のある部分は伝えにくいです。
熱橋の部分は温かいので夜露が付きにくく、熱橋が無い部分は放射冷却で外壁が冷たくなり夜露が付くわけです。

ただし、個別の対応としては外壁材の劣化や通気工法の有無などを調べることをお薦めします。

建物のメンテナンスには正確な知識が必要ですね。

余談ですが、熱橋があるということは結露が起こりやすいというのも事実です。冬にレントゲン現象を起こすお住まいは、夏期では夏型結露を起こすこともあり得ます。
冷房を低すぎる温度で使用すると、建物内部で結露を起こすことがありますので、そういった部分も気を付けるポイントです。

お住まいのメンテナンスで気になることがあればくらし.ismまでお問合せください。

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