シロアリ発見!どうしたらいい?
「シロアリらしきものを敷地内で見つけたのですが、どうしたらいいですか?」とのご相談をいただきました。
昨年も同じ時期に同じようなアリがたくさんいたので気になっていらっしゃったとのことで、調査の依頼をいただきましたが、調査に入る前にまずご自身の目でシロアリかクロアリかの判断をしていただくことをおススメしております。
シロアリを見つけたらどうしたらいいの?と思われる方もいらっしゃると思います。
くらし.ismの一例をご紹介させていただきます。
シロアリの調査までの流れ
シロアリらしきのものを発見しまったらどうしたらいいのかをお伝えしてまいります。
まずは本当にシロアリなのかチェック
羽アリが出たら焦ってしまいますが、まずは本当にシロアリなのかチェック!
疑わしい場合や判断がつきにくい場合、またはじっくり観察するのはちょっと…という方は写真を送っていただきましたらくらし.ismが確認させていただきます。
シロアリとクロアリの見分け方
- 触覚の形状
シロアリ:数珠状にまっすぐ
クロアリ:くの字に折れている - 羽の形状
シロアリ:4枚とも同じ大きさ
クロアリ:前の2枚が大きい - 胴体の形状
シロアリ:ずんどう
クロアリ:くびれている
発見した羽アリがクロアリであれば被害は出ませんが、屋内の水回り等から発生した場合はそこにシロアリが生息している可能性がございます。
シロアリについて
1匹いたら要注意!
シロアリの増えるスピードはとても速く、土の中の巣には数万~、種類によっては100万匹いると言われています。
蟻道が出来ていないかチェック
地中から蟻道を作って建物へ侵入してくることが多いです。家の基礎や土台に蟻道が出来ていないか確認しましょう!
シロアリは長生き
女王アリの1日の産卵数は数十~30個と言われています。これが最低でも10年間、長生きのものでは30年間卵を産み続けます。
空中からの侵入も有り得る!?
ここ数十年で繁殖し始めた外来種のアメリカカンザイシロアリは2階や換気口から侵入して被害を及ばすことがございます。
出窓、窓枠などの周囲や、玄関のドアの枠の下に俵状で6本の筋が入った糞粒が落ちていたら、外来種のアメリカカンザイシロアリがいるサインです。
家具や木工品にも注意!?
家具や木工品を建物の中に持ち込む際には、念のため家具の木部に侵入した穴がないか、糞粒を蹴り出した穴がないか確認しましょう!
詳しい調査
発見した羽アリがシロアリであれば詳しい調査をさせていただきます。
調査時間は数時間から半日くらいかかるのでご都合の良い日程を教えてくださいませ。
シロアリが発生しやすい今の時期は調査がかなり増えておりますので、複数の希望日を伝えていただくことができると大変助かります。
調査が完了いたしましたら、その場で映像にて状況をお伝えさせていただきます。
蟻道を発見しましたら、アルトリセット200SCを注入して応急処置を行います。
調査報告書は後日用意が出来次第、お渡しさせていただきます。
対策が必要な場合は合わせてお見積りもご提示させていただきます。
状況に応じてお見積りをご提示させていただきます。
調査費用は50000円(税別)でございます。
既存ホウ酸劣化対策工事
状況に応じて工事内容は変わりますが、大まかな内容をお伝えいたします。
施工例
ご相談内容
敷地内で羽アリを発見。昨年も同じ時期に発見したので気になる。どうしたらよいかとのご相談。
羽アリを写真にて事前確認
既にお伝えいたしました通り、シロアリとクロアリは見分けることができます。
無駄な調査費用をかけることにならないように、事前にクロアリではないかの確認をさせていただくようにしております。
所見
外周:被害は確認出来ず。
室内:玄関ドア枠、勝手口ドア枠、和室の床や畳にヤマトシロアリの被害を確認。縁側の床がプカプカしているのも確認。
床下:玄関ホール、和室、縁側に蟻道と食害とヤマトシロアリの生息を確認。
施工内容
- 床下の見える木部と基礎の立ち上がりにティンボアPCO(ホウ酸処理溶液)による噴霧処理を行います。
- 玄関ドア枠、被害箇所に対してティンボアPCO(ホウ酸処理溶液)の穿孔注入を行います。
- 玄関土間・ポーチと勝手口にアルトリセット200SC(合成殺虫剤)による土壌処理を行います。
工事内容にもよりますが、今回の工事
は2日間させていただきました。
住まいをシロアリから守るための対策
お住まいをシロアリから守るためには、シロアリが来づらい環境を作ることが大切でございます。
また、もし侵入されてしまったとしたら早期発見をしてシロアリから住まいを守りましょう!
むやみに水を撒かない
玄関や勝手口などの土間部分は最もシロアリの侵入がしやすい構造であることが多いので、玄関やポーチなどに必要以上に水を撒かないようにしましょう。
木材や紙を土に付けない
シロアリの餌になってしまう木材や紙をシロアリが生息する土に近づけると寄ってきてしまいます。
木材を地面に埋めない、接地させない
ガーデニングなどで木材を地面に接地させたり、埋めたりするとシロアリが寄ってくるので控えましょう。
植栽を家に近づけない
植栽された土壌は水分が多いので、シロアリが近づいてくる恐れがございます。また基礎に植物が貼りついているとその裏の部分から蟻道を作り侵入するかもしれません。植物は家から離して植えましょう。
切り株や枯れ木を放置しない
シロアリは切り株や枯れ木が大好きです。放置しないようにしましょう。
まとめ
被害が出てしまう前に対策していただくことをおススメいたします。
くらし.ismではリフォーム工事の際にホウ酸による防蟻処理をご提案させていただくようにしております。
もちろん、防蟻処理のみのご相談も承っております。